『インシディアス 最後の鍵』

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まさかの日本未公開の憂き目となったみんな大好きな人気シリーズ最新作ですw

タイムラインとしては前作『インシディアス 序章』の続きで、1作目『インシディアス』の前日譚という位置付け。

序章は個人的にはあまり印象に残ってませんw
そこそこ怖かったので、悪くはなかったとは思うんですがw

やっぱりジェームズ・ワンの最初の2作が抜群に怖かったですね。
とにかくひたすら怖すぎた。
第2章なんて映画館で泣いたからね。
怖すぎてw

そこで『インシディアス 最後の鍵』なんですが、これは凄く良かったですね。
ホラーという表現以外の部分でも良く作られていて、凄く好きなインシディアスです。

1作目で悪魔に殺された霊能者エリーズさんが序章に続き主演です。
もちろんゴーストハンターのスペックス&タッカーがおまけで付いてきますw

エリーズさんの過去に遡り、家族との関係と共におぞましい因縁が描かれる本作。

報われない子供時代を送った故郷の家に戻り、憎むべき宿敵と対峙することになるのだ。

ストーリーには巧い具合に仕掛けが何重にも仕組まれて、驚愕ばかりしました。
先入観やオバケの存在を逆に利用した意表を突いた展開や恐怖シーンが本当に秀逸。

エリーズさんが現在から過去へと意識が流れていく場面展開なんかも冴えています。
そこでまた意外な秘密や驚きが待っていたりする。

脚本が全体的に頭いいし、語り口が凄く洗練されていて感心します。

シリーズで毎回描かれる「彼方」ももちろん登場する。
この「あの世」とも異なる特有の世界観の表現が今回も素晴らしい。

監督は『テイキング・オブ・デボラ・ローガン』が地獄のような怖さでビビったアダム・ロビテルさんなので、観る前からすでに信用度が高かった。
やっぱこの人はホラー映画を分かっているし、恐怖演出もやってることが大胆で、どの場面でもいちいち緊張感がハンパない。

冒頭からいきなり怖すぎるし、その後もずっと怖かった。
ピンポイントで言うと悪魔が人間を「彼方」に閉じ込める方法とかあって、アレはスゲー怖いw

この映画はちゃんと怖いのに、それでいて、シリーズ屈指の感動作に仕上がっているのも見所。

まさにエリーズさんの人生が詰まったような重厚な内容で、人間ドラマとしても完成度がすこぶる高い。

亡くなった両親や疎遠になった弟への想いが丁寧に語られながら、新しい家族が生まれる話でもある。
想定外に本気で心打たれる話だったので、ホラーというジャンルを超越した作品力に素直にウルッとしたりましたw

リン・シェイ演じるエリーズさんの人間的な魅力も個人的には作品への高評価につながっています。

もし5作目が作られるのならば、絶対に観ます。
エリーズさん不在の今度こそ新しいチャプターになるだろうけど、この製作スタッフなら断然期待はしちゃいますねw

傑作なのでぜひ!

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