『サマー・オブ・84』

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いつものね、いつもの知ってるストーリーだなぁなんて親しみたっぷりにワクワクして鑑賞しました。

でも、知っていたつもりだっただけ。。。

84年の夏、思春期真っ最中の4人の少年たちが、近所のオジサンが世間を騒がす連続殺人鬼なのではと疑い、探偵を始める話。

少年たちのキャラクターもリーダー的な主人公、挙動不審なデブ、メガネのオタク、不良のイケメンというあまりにも『スタンド・バイ・ミー』以来のお約束を踏襲してるのだ。
なんかお手本通りすぎるし、理想通りのキャラ設定が出来すぎ。

年頃ってことで、集まれば女の子とオナニーの話題という冒頭からホッコリさせられてしまったのもオレの不手際w

心のどこかで、油断してましたね。

映画見すぎている人に限ってこれは油断すると思うw

あらゆる設定がすべて罠w
タイトルの時点で罠が仕掛けられ、まんまとハマってしまったのかもしれない。

してやられましたw

いつもの見慣れた世界観だし、どんだけホラーとは言っても結局は丸く収まるだろうってね。
頭の中で話が出来上がっていたんだと思う。

そんな先入観を逆手に取られてしまって悔しいですw

こんな整理のつかないイヤ~な気持ちにさせてくれるとは!

80年代の名作映画はレンタルビデオ全盛期時代に一通りは観てきたオレには、この映画はそーとーな精神的ダメージ。

最近のダファー兄弟の『ストレンジャー・シングス』なんて好きすぎるからねw
そんなオレの気持ちを踏みにじって、スゲー意地悪されたような感覚ですw

後味悪すぎ。
バッドエンディングにも程があるだろw

でも、凄く面白かった。
それで本当に終わるのかと信じられませんでしたけど、なんか久しぶりに映画的トラウマを体験したような、ちょっと嬉しさもある。

いつもの知ってる話が急転して、馴染みのアイテムである「夏の冒険」も「初恋」も残酷に壊される。
青春なんて一個もないわけです。
子供の思い出なんて一瞬で台無しなるこの仕打ちw

とんでもなく怖い映画だった。

もちろん宣伝通りの「衝撃の結末」は期待してたんだけど、あまりにも違う意味で、違う形でもたらされました。

いやー、本当にやられたねw

作り手側のしてやったりなほくそ笑みが容易に想像できます。
サディストで、性格が悪くないとこんな心無い展開は用意できない。

これまで誰も描けなかった観点による最悪な「夏」の思い出。記憶に強烈に残りました。

スピルバーグもジョン・カーペンターもスティーブン・キングもジョー・ダンテも満遍なくカバーしてくる演出は、最後に待ち受ける地獄を思い知らせるための意識的な計画だったのだ。
なんか様子が変だなと気づいた時には手遅れ。

「80年代」を懐古してるノンキなオッサンにはキツいわーw
逆の考え方をすると、「80年代」を知り尽くしてるからこそ作り出せるストーリー。

『サマー・オブ・84』は、一度は思い知ってもいい秀逸な地獄。
オレみたいなヤツは特に必見w

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