『アナザー・ワールド 異次元の怪物』

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バーバ・ヤーガですw

ちょくちょく聞いたことのある名前。

ロシアからはるばるやってきた怖いヤツでした。

なんかロシアの方面で、昔の伝承だか伝説だかで言い伝えられちゃってる魔界の怪人お婆バーバ・ヤーガさんの話を基にしてるらしいです。

あの世とこの世の境目で蠢くバーバ・ヤーガさんの目論見によって子供が攫われて、その親たちは子供についての記憶を無くしちゃうというおっかないロシアの異次元ファンタジー『アナザー・ワールド 異次元の怪物』を観ました。

なにやらベビーベッドでおぎゃおぎゃしてるはずの赤ん坊が忽然と姿消して、まさかの両親まで赤ん坊の記憶を一切消えちゃってしまう恐るべき怪現象の原因が、近所の森の中の小屋の地下から奥につながってる異次元からやってきた怪物バーバ・ヤーガの仕業だって知ったお兄ちゃんとそれぞれで家庭問題抱えた悩める仲間たちが立ち向かいます。

昔はスピルバーグ映画、最近だとストシンやらITなん奇怪なかでも顕著な思春期真っ最中の繊細ジュブナイルたちが主役でアナザーワールドからの奇怪な訪問者と対峙するヤツ。

そこそこ面白かったですね。

バーバ・ヤーガさんってことで、もしかしたら『ジョン・ウィック』もシリーズ10作目ぐらいになるとこれぐらいの人間離れしたこの世のモノじゃない変貌を遂げるのかもしれないですw

バーバ・ヤーガさんが象徴的に赤い糸の痕跡を残し、後半は赤い糸まみれの本体をここぞとばかりにさらしてきます。

画面いっぱいに張り巡らせての赤い糸表現は凄く特徴的で良かったし、子供さらいに差し向けられる配下の魔物の攻撃や不気味さもなかなか上等テクニック。

ヤングアダルトな感受性豊かなキッズ、存在するもう一つの世界、グロテスクな魔物と見飽きたぐらいだが、魔界からのクリーチャーや二つの世界をまたがって起こる怪奇現象の表現に映像的センスありましたし、ストーリーもそれなりに感動的に仕上がっていて、いいんじゃないでしょうかね。

親が子供の存在をまっさらさらに忘れてしまうという設定も凄く怖くて、肉体が滅ぶ以上に人は忘れられることで本当に死ぬのかもなと思ったりしました。

そうなると、もはや最初からいなかったことと同様なのかもしれない。

続編意識した終わり方で、作る前提なのか、もう作られたのかどうなんでしょうか?

作られるなら、機会があればたぶん観てみたいとは思います。

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