『ザ・リチュアル いけにえの儀式』は、はっきり言って超怖かったです!
スウェーデンとノルウェーの間の山道にハイキングに出かけた親友4人組が、近道したくて見知らぬ森を通ったばかりに地獄な目に遭うという話。
この手の話はたくさんあります。
どっかの森で迷子になって、ウロウロしてるうちに、ひとりずつ理由なく死んだり、消えていく映画ってありますよね。
この映画も例に漏れずそれなんですw
内容もタイトルの通りw
それでもこの怖さは異常w
最初のエピソードからいきなり不吉すぎるし、森で迷子になってからも想像以上に怖くなります。
従来の森で迷子になる映画同様に、登場人物は疲労と空腹と焦りでケンカして険悪なムードになっていきます。
鑑賞者がそこに気をとらわれている間に、彼らが向き合っている事態は確実に悪化していて、もはや後戻りできないほど暗黒の森の深みに嵌っていくという寸法。
ブレアウィッチ以来のパターンとして踏襲されていますが、それでもこの怖さはそんじょそこらの怖さじゃないです。
恐怖演出が冴えまくっていて、どのシーンも死ぬほどゾッとしました。
森全体がこの世のものとは思えない異世界のような異様なオーラで、嫌な予感しかしない。次第に絶望感も高まっていきます。
世の中、「入るべきではない場所」って絶対にありますよね。
開けてはならない扉みたいなもので、近寄らないのがベスト。
ただ、慣れない道は通らないのが一番だけど、たまには冒険したくなるときもあるw それも理解できます。
どこかに誰も知らない未開の土地や文明と断絶されたコミュニティがあって、一般社会の常識や理屈とはまったく異なる価値観が存在していて、ただ、その「場所」があなたを生きて帰すとは限らないのだ。肉体はもちろん精神も。。。
そういう意味でも『ザ・リチュアル いけにえの儀式』は、もっと心を強く、緊張感を持って生きねばと思わせてくれるイイ話でもありましたw
そして、まさかまさかの文字通りガチな「神展開」になだれ込んでいく怒涛のクライマックスは圧巻w
オレはかなりビビりましたw
いやー、Netflixのオリジナル映画はクオリティが高すぎる。
オススメ!