『X-コンタクト』は、どっかの海でクマムシ風宇宙生物を拾ったカニ漁船が地獄になる話ですw

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これはまぁ、本当にヒマだったので観たんですが、結構面白かったですね。

なんか監督が視覚効果出身の人らしいので、クリーチャーの表現にそれなりにこだわりが出ていました。

カニ漁船がたまたま海から正体不明の氷の塊を拾ったら、中にロシアの小型宇宙船があって、中のバケモノが眠りから覚めてしまうという話。

なんつってもバケモノが良かったですね。

やっぱ、この手の映画はバケモノがどんだけ表現できるかで決まりますから。

宇宙のクマムシって設定で、よく分からない理由で色んな生物に変身できるとか言ってましたw

そこら辺はテキトーすぎる説明でお茶を濁されますw

乗組員が具合悪くなって、本人もバケモノ化していくというパターン。
まさにいつもの展開ですが、いい意味でお約束を守ってますw

とりえずバケモノは凄く気持ち悪くて最高でした。

視覚効果はそこそこちゃんとしてたし、メイクアップが凝ってていいセンスしてました。

カニ漁船の船長役で、名の知れたランス・ヘンリクセンが出ていることで観る人が少しでもいれば幸いです。
つまり、『エイリアン2』と『遊星からの物体X』と『リバイアサン』が好きな人へ向けて作られたのがこの映画だと思いますw

ただ、やっぱ安い映画ですね。
多くの役者ははっきりいって見れた演技じゃないし、緊迫感もないし、場当たり的すぎる後半は笑っちゃいますw

でも、すべて許せてしまうのは、やっぱクマムシのバケモノが頑張るからw

めちゃくちゃな攻撃してくるし、伸縮自在で固体にも液体にもなるので神出鬼没。
舞台がカニ漁船ということでちゃんと気を利かせてカニにもなるw

人間とバケモノの合体デザインもちゃんと出てくるので、やっぱ『遊星からの物体X』も『リバイアサン』も名作だったんだなって実感しました。

いやー、いい映画でしたw

まだまだこの手のベタなモンスター映画は作られているという事実が嬉しいですね。
「しょーもないなぁ」なんて思って観るんだけど、こーゆーことをやりたい気持ちは凄く分かる映画。

ほとんど気持ちだけで作ってるので映画としては酷いんだけど、それも許せてしまうのがオレw

それがSFホラー『X-コンタクト』だ。

観たい人は、本当にヒマな時に1日かけて観てくださいw

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