『7Wish セブン・ウィッシュ』
『アナベル 死霊館の人形』の監督だからこそ怖くなかったです。
この人は怖い映画作れないという欠点以外は、それなりにまとまった話は仕上げることができる才能があるんだと思います。
つまり、ホラー映画以外を作れって話ですw
たぶん観ないけどw
本作もホラーだけど、決定的な問題として微塵も怖くないので、冷静に話を見守るしかない。
中国からやってきた変な魔力の秘めた骨頂品オルゴールが7つの願いかなえるけど、7つの死をもたらすということでした。
キャラクターも薄く、浅く、生きようが死のうが感想が生まれないぐらい魅力ゼロ。
面白い設定だが、やってることは地味で、発想力の欠如したファイナル・デスティネーションでしかない。
『デス・ロード 染血』
『クワイエット・プレイス』の以前に、そこには『デス・ロード』があった。
エミリー・ブラントが感謝祭の帰省中の冬道で車事故って、立ち往生したら、そこはいわくつきの黒歴史の呪われた使ってはならない近道だったので、時間を超えて悲惨な苦しみの中に死んだ死者たちのオバケの物語を知ってしまう話。
道路自体がオバケ屋敷の機能を果たすという結構珍しいタイプのオバケホラー。
焼けただれた形相で凍てつく冬道をウロウロしてるオバケたちが青白くたたずみ怖い。
雪積もり寒々しい冬道での故障したボロ車でのブルブル震えながらの体力衰弱空腹サバイバル。
しかも、オバケがウロチョロしてるなんて災難すぎるのだ。
『ヘル・フィールド ナチスの戦城』
実はよくわからなかったが、思っていた映画とは全然違っていてうれしかった。
映画観てたらたまに起きる現象で、想定の斜め上行っててなんか得した気分になるという気持ち。
ナチス占領下のフランスの屋敷で、ナチスに殺されたユダヤ家族のオバケに襲われるアメリカの兵隊。
なんだかありがちで陳腐な表現だなぁなんてちょっと冷めながら鑑賞していたら、突然おかしな展開になります。
時々、違和感を感じさせるヒントみたいなショットやセリフが提供されていたんだけど、ピンとこなさすぎて、隠された陰謀が発表された後はビックリしました。
戦場でのオバケ屋敷物。
それが建前の表向きで、それ以上は観てくださいとしか言えないw
『バタフライ・エフェクト』の監督だけに、平凡なオバケホラーなはずがなかったんですね。
なんとなく納得しましたw
『ダークライト』
そうです。
ジャケットですでにバレバレの宇宙人というか地底人というか異次元からの魔物なのか分からないが、やってきますw
ダークライトといわれるそれなりに眩しい光放つデカ目でピカーッっしてきて、生気吸い取ろうと頑張ってきます。
子供アブダクションされてしまい、ただでさえプライベート訳あり田舎実家出戻りシングルマザーが、ふくれっ面で散弾銃ぶっぱなす機嫌悪い姿が頼もしいですw
ダークスカイズとサインが好きな人ならそれなりに楽しめるはず。
『ザ・スタンド 連続殺人犯の元カレと妄想症に悩む私』では王道スラッシャー物にひと捻り企ててた監督によるSFホラー。
低予算ながらもテキパキと手際考えて作ってて、敵の生命体のビジュアルもCGじゃなくてちゃんと手作りなのが泣けるし、コイツの仕掛けるエネルギー放出攻撃も物理的に痛そうで怖い。
やるべきことに注力してる演出で、間延びもせず、そこそこ緊張感もあるので良作の域だと思う。