『アガサ』が結構好みだったので、全然観る気なかったのにダーレン・リン・バウズマンつながりということで借りてきましたw
ただのモンスター映画だと思ってたんだけど、全然違いました。
つーか、「モンスター」は描くんだけど、アプローチがやっぱダーレン・リン・バウズマンなのではのセンス。
一工夫ありますね。
UMAの中でもチュパカブラに次いでの人気キャラ、ジャージーデビルの伝承を基にした作品。
ニュージャージー州の名物といえば、ボン・ジョヴィのアルバム以外ではコレ!
やっぱジャージーデビルっきゃないw
家庭不和に悩む主役のお父さんが家族を修復しようとニュージャージーの森にキャンプに行くのだ。
案の定、現場では不可解な事件が起きて、家族の仲も悪化。
なぜかお父さんはメチャクチャに具合悪くなっていき、目つきも顔色も悪魔的様相w
病気で血迷ったのか知らないがジャージーデビルを目撃したと言い張るお父さん。
狂人の戯言の嵐に困惑する家族w
もちろん家族からはドン引きされまくって、軽蔑の眼差ししか向けられない辛い状況。
カミサンからは危険人物扱いされるし、娘には愛想つかされて、唯一懐いてた息子からも本気で怖がられるワケですw
ジャージーデビル誕生のおぞましい伝説を背景に持つ森で、お父さんがワケもわからずほぼシャイニング状態に陥る本作。
ジャージーデビルそのものをストレートに描くのではなく、サイコな作風からのひねった角度からの表現。
ちゃんと女優には美人のミア・カーシュナーを用意していて、毎度のことながら酷い目に遭わせるのもらしさw
この人は女性を虐げたくて仕方ないらしいw
そんな歪んだ妄想は一貫しているのがさすがw
ダーレン・リン・バウズマンならではの悪趣味もしっかりと発揮されている。
主演のお父さん役の人がスゲー熱演で、真に迫ってました。
ジャック・ニコルソンから絶賛されるぐらいの正気を疑うパフォーマンスが素晴らしいです。
実は正気なのかもしれないしねw
正気だったらそれはそれで問題というねw
そこがまた仕掛けになっているんだけど。
観てのお楽しみ。
エンディング後もちょっと続きがあるので、観たい人は観てください。
観なくても支障は全然ないけどw