『クランプス 魔物の儀式』

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楽しいはずのキラキラなクリスマスイブにブルブル脅えながら鑑賞しました。

脅えながらもお腹は空いていたので、フルーツの詰め合わせと鶏肉やソーセージや色んな揚げ物の詰め合わせはしっかりいただきました。

ほろよいのカシスオレンジ味もグビグビやってのガチバチ脅え鑑賞w

これはね、スゲー面白かったし、『グレムリン』以来の不気味恐ろしクリスマスホラーになっていました。

初鑑賞なのに、ブルーレイをわざわざ購入しての冒険心溢れる尊い行為に基づく『クランプス 魔物の儀式』。

来年からは新しくクリスマス映画の定番として指定すべき傑作でした。

サンタクロースだと思ってのに、代わりにクランプスが町にやってくるというとんでもない不吉話です!

つーか、クランプスって何ぞや?ってことですがw

古くよりの西洋のおとぎ話の言い伝えとして伝承されてきたおっかな角と獣爪を持つ死神のような形相の悪い魔物がクランプスです。

サンタはプレゼントを与えるが、クランプスは人間を奪っていきます。

そんで、地獄穴へと突き落として、人間生活おつかれさんでしたメリークリスマスというぐらいにクリスマス冒涜を決して許さないクランプスさん。

うげっ、マジで怖い。

クリスマスの精神を一番大事に考えているからこそのクランプスさんの厳しさ。

サンタさんへのお願い事綴ったお手紙を破り捨てた日にゃぁ、クランプスさんは激おこです!!

クリスマスを真面目に取り組む気がない怠け者はクランプスさんの餌食決定です。

オレを見習って全力でクリスマスせんかボケ!w

せっかくの家族そろっての団欒であるはずが醜く家庭不円満。

愛と希望を忘れて貧しい心持ち。

思いやりをお互いに示すはずが傷つけ合いの罵り合い。

嫌悪と罵倒と不寛容。

最低ですわマジで。

クリスマスを何だと思っているんだと。

「クリスマスを楽しむ」

そんな簡単なこともできない頑固な不届き者はどうぞどうぞクランプスさん拉致ってくだせーおねげーしますw

ねー。

聖ニコラスなサンタさんの真逆の存在にして、邪悪な精霊クランプスさんが悪意満々で下す天罰をガチバコ食らえと。

いやー、素晴らしい活躍でしたクランプスさん。

雪だるまも人型クッキーもクリスマスのおもちゃもエルフたちも、クランプスさんにかかりゃぁ、イブの夜ばかりは人類の敵です。

その襲い掛かりっぷりがスティーブン・キングかよってなぐらいにかなり本気度高くて怖い!w

でも、同じぐらい楽しい!

さすが『トリック・オア・トリート』ではハロウィンをテーマに、手際良く、ダークかつポップな複数の視点から描かれる怪談話を1本の風情あるハロウィン映画としてまとめ上げたマイケル・ドハティの腕前。

なにやら日本では未公開だったらしいが、これはバカにできない良作です。

ちゃんとお金かけてるし、魔物表現もしっかり怖く、演技もビジュアルも上等。

容易にクリスマス映画の鑑賞リストに加えてしまえる素敵な1本。

反省も謝罪もクソも許容しないクランプスさんのブレない人間への姿勢に惹かれます。

ハンパな人間社会への厳格なお仕置きであり、やるべきことをやるクランプスさんがすこぶるカッコ良かった。

だからこそ、ラストは痛快でさえあった。

来年もオレはクリスマスを何が何でも楽しみます!

クランプスさん、後生だから来ないでねー☆

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