昔からやたらと謎の発狂人による連続殺人事件起きまくり暗黒歴史を持ち、快適でハッピーな隣町はもちろんのこと現地の住んでる住人からも忌み嫌われている町シェイディサイドならぬ汚名別称シッティサイドの血塗られた惨劇。
わざわざ3部構成というサービスの大盤振る舞いでのホラーファンへの贈り物。
ネトフリがトリロジー形式で、3つの時代をまたがって繰り広げられる呪われた町の恐るべき暗い秘密に迫っていくホラー大作を作りました。
それがこのフィアーストリート三部作です。
1部から2部、2部から3部へと繋げる終わらせ方も上手い。
時代を遡って次第に呪いの正体と真実へと着実に近づいていってるミステリーを解いていってる感ねw
次の作品へとバトンが渡されていく絶妙なストーリーテリングの手法が見事。
凄くいい企画だと思って感心しながらワクワク楽しみました。
王道でありながら、新しい設定が仕掛けられて、どう展開するか気になって面白いし、真っ当にちゃんと怖いし、特にこのハロウィンシーズンは盛り上がりそうw
みんなでワイワイしながら夜な夜な鑑賞イベントやったら絶対楽しいと思うw
ジョン・カーペンターもショーン・S・カニンガムも、本作を観ながら赤子のように無邪気に喜んだに違いないw
故ウェス・クレイブンは天国か地獄かのどっちかで幸せな気持ちでいっぱいですきっとw
ちゃんと古典から90年代の従来のスラッシャー物の伝統を大事にしながらの、魔女物、都市伝説、陰謀論、カルトという昨今のブーム要素を満遍なく取り入れつつの組み合わせた予測のつかない緊迫感のあるストーリーでまんまとドキドキさせてくれて、ユーモアのセンスも忘れてない余裕さ。
もちろん残酷な殺人表現には妥協を許さず、陰惨で醜悪な人間の精神もちゃんと抉り出してくるというマジメな良識。
人間関係や個性も活写された丁寧なキャラクター描写で、奥行きのある人間ドラマが上質。
だからこそ、呪いの根源をついに暴き、やっつけるために得られるカタルシスも深く大きい。
名作ホラーの土台を生かしつつアレンジや時代性もちゃんと考えていて、頭使って作ってる頑張りが見えて、素直に偉いよなぁと思いました。
盛り上げるキャストの尽力ぶりの貢献度も高く評価するべき。
生き生きとした有望若手俳優陣さんたちの楽し気なド派手殺されパフォーマンスや不死身な殺人鬼集団とのこだわり凝った奮闘が素晴らしくエンタメ。
トリロジーというホラーでは珍しいスタイルによって、スケール感の演出に成功し、次世代キャスト陣の魅力にも支えられ、ホラーファンを納得させるパワーと独自性を誇るフレッシュなホラー映画に仕上がっています。
この高みを目指そうと試みる新しい挑戦に支持を表明したいですオレはw
鑑賞者を楽しませてやろうぜ!ってゆー作り手の情熱と心意気を感じました。
ハロウィンの夜にぜひ一気観してくれ!