『スクリーム6』

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またあの人から電話かかってきます。

前作は1作目回帰にしてネクストジェネレーション本格始動の新章スタートとして斬新で面白かったので、若干目新しさは落ちましたが、晴れて大学生となったネクストジェネレーションってことで、今回はやっぱり『スクリーム2』を意識したストーリーが展開。

ホラー映画なんぞに興味ない大胆発言さえ飛び出すゴーストフェイスさんによるイントロがいきなり物議を醸しますw

地元ウッズボローから思い切って離れての大都会ニューヨーク上陸での一念発起のスタブ祭りは無事に成功してました。

ウッズボロー懐かしみもありましたが、新天地でもやることは変わらないので安心してぎゃーぎゃーとスクリーム!

浮かれ過ぎのゴーストフェイスさん、なんか調子に乗ってたw

上陸祝いに地下鉄でもコンビニでも公衆の面前で、大胆不敵にザクザクとスタブ。

これまでになく攻撃的で、冷酷で、残忍なスタイル。

スタブにこだわらずショットガンまで使いこなしてくるので、スタブしないとならないというルール無視の柔軟性の高いゴーストフェイスさんなのがポイント。

スタブ現場には歴代事件を過去へとなぞるかのように意味ありげに置かれて行くガチ証拠物件なコレクターズアイテムなゴーストフェイスのマスク。

誰かがスタブされる度に、最終目的地である最初の事件、最初の犯人へと帰結しようとチクタクのカウントダウン。

それは何を意味するのか?

新キャラクターの同級生や周辺の人物にも、かつてのミッキーとナンシー・ルーミスの犯人像を想起させる誰かがいるわけで、動機は「復讐」であり、またしても劇場の舞台でドラマが起きるのだ。

オレは案の定、やっぱり大驚きしました。驚愕のあまり腰抜けっぷりで、目を疑いました。

犯人明かしのジャジャーン!直前が一番テンション上がるわーw

やっぱ『スクリーム』って犯人お披露目のためのセッティングが周到に考えられてるし、オレがアホなのかみんないい人に見えるから犯人わかんなすぎてオモシレー!ってなっちゃうw

やってることは同じなのに、なんで毎回初めて観たかのように楽しめるのかw

凄いよなぁ。

あの事件、あの犯人、あの『スクリーム』ってことで、『スクリーム』の「フランチャイズ」としての集大成であり、新起動版『スクリーム』を受けての『スクリーム6』という「続編」としても作られているので、二重の仕掛けが良く出来ていて面白い。

最初のネクストジェネレーションである4作目のカーヴィも子供みたいな顔のまま30歳になって再登場というのもアツいw

古典ドラマ『アリーmy Love』時代から知ってるヘイデン・パッティネーアってことで個人的にはさらにアツいわけですw

1作目からリアルタイムで観ていたオレなんかには、今回のシリーズ全体をさかのぼる発想もそうだし、色々とファンを喜ばせるノスタルジア演出を感じさせてくれるが、あえてお約束を外しての冒頭から攻めの姿勢で意表を突いた展開もワクワクさせてくれて新しい楽しみが尽きないネクストジェネレーションな『スクリーム』。

そんでもって、一番の見所であるスタブ回数の記録、また余裕で更新の『スクリーム6』ってことで最高でした!w

相変わらずサムが遺伝には逆らえない殺人モードで悦に入ってしまうので、一番いいスタブしますw

タラも実は相当ヤバいしw

ネクストジェネレーションのカーペンター姉妹に今後のフランチャイズ任せていいねこれは。

この流れだと、まさかの次回作は単独犯+サプライズでシドニー復帰もあり得るか?!

とにかく何でもいいから永遠に作り続けてくれこのシリーズだけはw

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