『バーバリアン』

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怖すぎてた!

ここまで怖いとは!

心理的な怖さと同時にちゃんと物理的に野蛮なバーバリアンも出てくるし、バーバリックな残酷シーンも用意されているので、その手の奇特なファンもハッピーなので大丈夫w

みんなが大満足。誰もがウィンウィン。

最高の映画。最高のホラー。

Airbnb通じた民泊先が二重に予約のトラブルで見知らぬ男女が一晩一緒に泊まるという羽目になるのがめちゃくちゃ不愉快だし、お腹キリキリ痛くなるような嫌な予感しかしないシチュエーションなのに、男側がペニーワイズなんだから絶対に嫌に決まってる『バーバリアン』。

そんな不安かき立てる状況が、民泊先の開けちゃダメな扉の向こうに隠された思いもよらない恐怖に導く震撼作。

いきなりペニーワイズ設定はずるいし、前半はペニーワイズへの不信感が募ってストレスが大変なことになりますw

ペニーワイズの挙動と動向を気にしすぎていたら、その背後に潜んでいた全く異なる危機が闇の奥から現れてからにして、事態はショッキングな急転を見せての暗転。

ここまでのミスリーディングのテクニックが高すぎて感動w

そんでもって、そのままストレートに王道ホラー展開に突き進むのかと思いきやの、時間も場所もブットんで、暗黒な地獄の底からカラフルな日常の平凡への急激な世界観切り替わりなんですよね。

単純に力任せに行くのかなと想定してたから、しばらく何が起きているのか理解するのに苦しみましたw

一体これはどんな映画なんだとw

本当に同じ映画なのか分からなくなるほどのテイストの変わり様で、多様な人物の複数の視点の物語がどうつながっていくのかと興味は尽きません。

本作は何やら頭切れる人の作戦なんだとようやく分かってきて、大胆で思い切った話の組み立て方にワクワクしつつもやっぱり全貌が見えてこない居心地の悪さで背筋ソワソワも高まりますw

なかなかのクセ者映画になってました。

ただのどんでん返しとかじゃない計算高い周到さに思惑通りにやられましたね。

ストーリーテリングの仕掛け方がもう匠の技。隅々まで手落ちなく行き届いてるからw

しかも、男女における日常で向き合う様々な場面に対しての危機感、緊張感の違いがストーリーの中に描き出されていき、キャラクターの行動にも説得力が生まれるという仕組みがインテリ。

幾重にも恐怖の段階があって、これでもかと動揺させ、怖がらせてくれます。

本作は果たして本当のバーバリックとは何ぞや?バーバリアンとは誰ぞや?という人間社会への問いかけであり、常に男女という対比になっているので、そんな重厚なメッセージ性がナウいのだw

ストーリーはハチャメチャに怖いし、戦略的な頭の良い構成と優れた演出、社会的テーマも違和感なく込められて志高い。

凄い才能がまた出てきたという事実に感動は深いし、海外ホラー映画の進化止まりませんマジで。

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