Netflixオリジナル 『イン・ザ・トール・グラス 狂気の迷路』

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草むらで子供が助けを呼ぶ声を聞いた人たちが、助けに行ったはずが本人たちも迷子になる話w

草が高すぎる広大な畑で、そこに入った人たちが出られなくなるという不条理アトラクション。

ブレアウィッチの森と並ぶ呪われた魔界。

トール・グラスがまるで意思を持った化け物のように表現されていて気持ち悪かったです。
不吉で、不気味なストーリーで、今流行りのカルト精神も取り入れたサービスの良さ。

これまたキングらしいというか、普通の日常がブットんだ非日常へといつのまにか入り込んでしまう映画。
常軌を逸した状況でのキャラクターの焦りや困惑が良く表現されていて、不安な現実がそいつの人間性を露呈させていく辺りもキングらしい。
心の闇への深入り、子供の描き方とかいつもの世界観がもうキングでした。
好きですね。

トール・グラスの存在は、『IT』のペニーワイズ、『ランゴリアーズ』のランゴリアーズ、『ミザリー』のアニー・ウィルクス、『ミスト』の化け物に匹敵する怖さ。

ヴィンチェンゾ・ナタリさんの大仰なハッタリ演出がいい具合で、トール・グラスの何だか分からないオカルトパワーの描写が素晴らしかった。

その正体不明のパワーによって闇堕ちするパトリック・ウィルソンさんのエンタメすぎる変態演技が抜群で、後半はほとんど草むらのシャイニング状態w

この人は一般的で常識人風の見た目を逆手にとって、正気の沙汰じゃなくなって暴走していく姿が本当に面白かった。
ジャック・ニコルソンへのリスペクトのようなクレイジーな振る舞いでとことん盛り上げてくれます。

すぐそばにいつもの現実がありながら、時間も空間も無視しまくるあまりにも現実離れした世界に閉じ込められて、誰もが正気じゃいられなくなるこの映画。

キングらしい醜悪な人間ドラマがシャイニング地獄の中で展開する傑作不条理ホラー『イン・ザ・トール・グラス 狂気の迷路』でした。

公式サイト

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