想定外展開に動揺を隠せない『侵入者 逃げ場のない家』が全然悪くなかった件。

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『侵入者 逃げ場のない家』は文字通りの映画だけど、想定していた映画ではなかったというのが結論ですw

はっきり言って面白いですね。

鑑賞後はタイトルをいろんな意味で考えてしまいます。
「逃げ場がない家」という意味は本当にそうでした。

原題は”Shut In”で、こっちも作品を表現する言葉として考え抜かれていて、さすが巧いなと感心するタイトルです。

10年間介護をしてきた病気の兄が死去し、独り残された女性の家に3人の強盗が侵入する話です。
少なくとも、そんなきっかけの話w

オレが想定していた内容は『パニック・ルーム』とかちょっと前のミランダ・コスブローヴ主演の『侵入者 消された叫び声』みたいな感じ。

ですので、正直ヒマつぶし程度に考えていて、あんまり期待していなかったのが本音w

当初はまさに想定していた感じで展開していくので、まぁこの女性が知恵と勇気でなんとか脱出を図るんだなと思っていたわけです。

まるで違いましたw
微塵も違う映画だったのですw

映画ってそれまでの世界観からいきなり変貌する瞬間がたまにあって、この映画にもそれが起きます。

詳しくは言いたくないので、まずは観て欲しいと思います。

「無防備な女性VS野蛮な強盗」という図式の類型的なサスペンス映画のように始まり、途中から様相が一変します。

伏線も実はしっかりしていて、かなり良く出来た秀作になっています。女性側にも強盗側にも肩入れしてしまうという辺りも考えられている。

オレが感じたのは、ブラッド・アンダーソンの映画みたいな怖さですね。
ブラッド・アンダーソンの映画ほど闇は深くないけど、近いところまで行こうとしていましたw

凄く怖いし、驚くし、気持ち悪いけど、なぜかラストは清清しさを感じてしまうという『侵入者 逃げ場のない家』。

先入観捨てて鑑賞するのがオススメです。

この映画に関しては嬉しい期待の裏切られ方でした。

ゲオ先行レンタルらしいので、たぶん今はゲオでしか借りれませんw
ゲオは何を基準に作品を先行レンタルしてるのかいつも疑問だがw

想定外度 1億点満点!

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