『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』

スポンサーリンク

好きすぎる死霊館ユニバースでは、管理人初の映画館見逃しという不本意な失敗をしでかしてしまった罪の意識とうしろめたさを抱えながらの申し訳なさいっぱいな鑑賞。

でありながら、ちゃっかりとゲオスくじを活用してのゲオの無料クーポン使ってたりしますw

ぎゃははw

『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』ってことなんですが、これは悪魔のせいといえばそうだし、悪魔のせいじゃないといえばそうだしねw

全部悪魔のせいですよ、無罪ですよとは問屋が卸してませんでした。話は簡単じゃないんですよね、悪魔が人間の法と秩序な理屈な世界に関わってくるとね。

被告のナイフでの22か所メッタ刺し人殺しな血まみれ青年、可哀そうでした。

悪魔憑依での心神喪失、認めてくんなまし。頼んます。

そんな事情により、もちろんウォーレン夫妻の助け、必須。

ある家族から悪魔祓いの立ち合い頼まれてやってたら、リンダ・ブレア再来かというぐらいにごっついとりつかれてた一家の少年の体から家族と仲良しこよしの心優しき青年へとひそかに乗り移ってたばかりに、後で悪魔のせいとしか思えない残虐な殺人事件起こっちゃって、アメリカ震撼で全米揺るがしのとんでも裁判始まりますということになり、悪魔のせいなので罪の軽減お願いしますっつーことで、現場にいたウォーレン夫妻が責任感じて証拠集めに奔走する話になってます。

実話。

相当な脚色は毎回されているでしょうけど、やっぱウォーレン夫妻の実話なんでねw

それだけでどうしても緊張感が違うわけです。

従来のオバケ屋敷スタイルとは装いも新たに、いつもとは勝手が違うし、趣向とアプローチも違うけど、やっぱりこのシリーズは全部面白いよね!って心の底から思わせる傑作になってました。

ジェームズ・ワン降板でもここまで面白さを安定させる力はさすがすぎる。

なんつっても『ラ・ヨローナ 泣く女』で力量確かなマイケル・チャベスさんに交代ってことで、ジェームズ・ワンが信用してるだけに腕前が優れすぎてて、その思い切った発想と余裕さえ見せる演出力は本物。

恐怖シーンは全部スゲー怖かったし、霊能力すさまじきロレインと死の世界とのつながりのおどろおどろしい表現、無罪証明のために悪魔憑依の裏に潜む身の毛もよだつ陰謀が明らかとされていく探偵もののような謎解きストーリーもエキサイティングな面白さだ。

オバケや悪魔自体に対処してきた死霊館でしたが、今回はそんなオカルト事件の背後におぞましき、邪悪で悪意メラメラな腐った人間の性根が隠れているのだ。

シリーズ最大の脅威と言ってもいいかもしれないロレインに勝るとも劣らない真っ黒な魔力の使い手登場。

マーベルに懇願してワンダAKAスカーレット・ウィッチさんご招待してもらったほうがいいんじゃないかってぐらいの不可解な敵の存在が恐怖。

なかなかの闇堕ち感のハンパない好敵手で、スゲーいい勝負してました。

ただ怖いだけじゃなく、シリーズ通して大事にしてきているのが困難な状況で強固となる家族の描写なので、悪魔につかれちゃってうっかり殺人させられる青年と恋人の関係や特殊な能力で結ばれた運命の恋人であるウォーレン夫婦の何物にも代え難い絆と愛情の深さが本作を愛すべき作品に仕上げている。

ジェームズ・ワンさんの満足顔が目に浮かぶようなとても良い死霊館になってました。

で、結局、悪魔のせいで無罪になったのかどうかはとっとと借りてきて勝手に確かめてきてくれ。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。