今度のチャッキーはカッコよかったです。
今度ばかりはオレも全力でチャッキーを応援してしまいましたw
冒頭からいきなり意外すぎる姿でのチャッキーの登場シーンに期待が高まります。
しかも、今回のチャッキーはよりによってなんと精神病棟に送られてしまいますw
タイトルですでにバレていますが、これには色々とネタバレな理由がありますw
そこを牛耳るのは意地悪で、人を見下すいけ好かない精神科医。
患者は子供殺しの過去を受け入れられない女、様々なIT企業の社長になりがたる多重人格者とか問題児ばかり。
正気なアナタならスタコラ逃げ出したいこの世の地獄みたいな場所で、チャッキーの悪趣味で、クールな殺戮能力がいかんなく発揮されます。
チャッキーは人殺しのセンスがやっぱ違いますね。
いちいち丁寧に取り組む殺戮シーンが楽しい。
殺しへの思い入れが感じられるし、楽しんでやってるのでこっちまで幸せな気持ちになるw
サイコだって自覚がある分言動にも説得力があるのがカッコよかった。
登場するのは下劣な変態や現実逃避する精神のヤバい連中ばかりなので、しっかりと自分を持っているチャッキーがなぜか一番マトモに見えるw
残虐な連続殺人鬼だってことをチャラにしてしまえる人間的魅力がチャッキーにはあるんですよねw
ほとんど不快で、心の腐った人間ばかり出てくるので、そんな連中が悲惨に殺されていく展開がここまで痛快なのは、やはりチャッキーがある意味正義の鉄槌を下しているように作られているからだと思います。
あまりに最低の人間しか出てこないので、「チャッキーの方がマシだろ」みたいな気持ちにさせてくれるのが面白かったw
だけど、話はいつもの殺戮にひねった展開も用意してます。
原題はCULT OF CHUCKYなので、つまりそんな話になりますw
チャッキー役のブラッド・ダーリフの名優ぶりがこれまでになく心に残る『チャイルド・プレイ チャッキーの狂気病棟』。
評価はあんまり高くないこの最新作ですが、個人的にはとっても楽しめました。
とにかく観てみて!