ノオミ・ラパスが出てて、なんか透明のヘルメットみたいなの被ってるジャケットが面白そうだった。
それだけの理由でワケも分からず借りた映画w
これは結構面白かったですね。
謎の集団に突然誘拐された女性が、どっかの施設に連れてこられて、これまた謎の人体実験される話。
謎すぎる集団の謎すぎる実験。
とにかく謎なんですが、明確な目的があることがなんとなく分かる。
だけど、この集団がちょっと変すぎるんですよね。
会話ややりとりに異様な感じを受けまくり、何かひっかりながら話は展開します。
実験の内容も不快にさせられるし、イライラさせられる。
政府や軍の秘密の人体実験かカルト教団の儀式なのか?みたいに推察してみるんだけど、話は思わぬ方向に流れていきますw
途中まで『マーターズ』みたいにクソマジメに哲学の方向に行くんじゃないかって思ったりしたんだけど、オレの考えすぎでしたw
まぁ、実際嫌いじゃない方向性だし、興味も途切れなかったし、捕まってからのノオミ・ラパスが結構しぶとく頑張るので見応えはあります。
監督は『セクレタリー』のスティーブン・シャインバーグなのでやっぱ変な映画ですよねw
作り手のクセが凄く強く出ている。
照明とかどこかトワイライトゾーンっぽい昔の怪奇映画っぽさがあって、まるで違う世界で起きてるような奇天烈な体験が映像的に巧く表現されていて面白かった。
謎の集団の正体や目的をメインに評価するよりも、全体的にこの奇妙で不思議な世界観を好きになるかならないかですね。
オレは嫌いじゃないです。
シャインバーグ監督って間違いなく趣味嗜好がマニアックなので多くの人には支持はされないけど、「こんな変わった人がいてもいいよね!」って受け入れる心の余裕を持ちたいと思いましたw
純粋なジャンル映画として観るとちょっと肩透かしですが、なんか変な映画が観たい人にはうってつけですw
それにしてもノオミ・ラパスって凄いですよね。
いつもムダに体張るし、作品も実はほとんど選んでないんじゃないかってぐらいなんでもかんでも出ますよね。
彼女にはこの調子で我が道をブットばして欲しいです!