まぁまぁ面白かったです。
どうしてもロブ・ゾンビ兄貴の2作品を観ているので、分かっちゃいるんだけど比べてしまいました。
ホラーとしてはちょっとインパクトは弱いですね。
学生や女性も観に来ていたので、まぁ、広く浅く受け入れられるような誰もが楽しめる無難な作りだったなと思いました。
『ハロウィン』の続きとしてちゃんと話はつながっているし、よく出来ていました。
ただ、マイケル・マイヤーズさんという不吉で、邪悪で、悪魔の化身のような存在の恐ろしさはそんなに感じませんでした。
正体の分からないマイケルという怪物の迫力よりも迎え撃つローリー中心の話になっているのが、好みの別れるところでしょうか。
スラッシャー表現もユルいです。
ヘヴィなホラーファンじゃない層にも観てもらうためかそこそこの描写に抑えています。いい意味で観やすい。個人的には物足りない。
ジェイミー・リー・カーティスがリンダ・ハミルトンみたいな戦士キャラになっているのもなんだかなぁと思いましたね。
そもそもこの人はコメディに出すぎていて、どんだけシリアスなフリをしても、もはや「面白い人」という印象が強烈に残っているので、話に緊張感が生まれない。
面白いんだけど、諸々の自分勝手な理由によって『ハロウィン』としては残念といわざるを得ない。
ただ、ラストのトラップは『ホーム・アローン』好きとしてはあーゆー展開は好みですw
今度の『ハロウィン』はまぁ、多くの人にはそれなりに楽しめると思います。
ジョン・カーペンターは優れた作曲家であることも再確認できたので結果オーライってことでいいです。
このテーマ曲、やっぱ名曲だわぁw