アナベルの3作目です。
地元のシネコンじゃ2Dがやたらとタイムテーブルにて劣勢。
4DXなんかで悠々と観れるようなセレブじゃないので、時間を作ってようやく観てきました。
理性的に考えて見逃しても良かったんですが、死霊館ユニバースはなぜか全部映画館で観てるというこれまでの事情を考慮w
分かってはいたけど、やっぱちゃんと面白かったですね。
安定の充実度。
もはやブランド力がマーベルに匹敵する信用のおけるユニバース作品。
滑ってるダジャレタイトルも気にならなくなってきたし、アナベルさんは相変わらず恐ろしい存在だった。
時系列としては、『死霊館』の冒頭の話からの流れで、ウォーレン夫妻がアナベル人形を預かってからの出来事を描いてます。
例の忌まわしい保管室にて、ガラスケースに悪と共に封じ込まれたアナベルさん。
世界で最も絶対に開けちゃダメな扉が、いとも簡単に開けられてしまうのがこの3作目。
ウォーレン夫妻不在の自宅にて、ロレイン・ウォーレンさんの意思と霊感を受け継ぐ一人娘ジュディが、アナベルさんの呪いの力によって放たれたヤバい化け物の数々とガチ対峙するのだ。
ティーンエージャーならではの軽率さによって、決め事が破られて、悲惨な目に遭うという展開も説得力があったw
邪悪なアナベルさんがもたらす悪意の塊のような恐怖の連続攻撃が子供たちを襲います。
本物のオバケ屋敷と化したウォーレン家。
そこには子供たちしかいないという状況がこれまでにない緊張感でした。
死霊館ユニバース、怖すぎ、面白すぎw
このブランドは間違いない演出力を保証してくる。
ただの暗闇や物が動いたり、戸がギギィと開いたりとか。
そんなありふれたシーンでもメチャクチャ怖い。
こっちの想像力によって恐怖を増幅させる手腕ね。
だからスゲー怖いんだよな。
シリーズ最新作として新しい呪いの仕掛けも発表されて、ウォーレン夫妻の事件簿に掲載の悪魔だの悪霊だのも景気よくドンドカ初登場。
後半はもはやキング・オブ・モンスターズ状態w
アイデア満載の超常現象の釣べ打ちはサービス精神に溢れていて、そこには感動さえ覚えました。
『アナベル 死霊博物館』ははっきり言って面白すぎたw
まるで「死霊館アトラクション」のようなお祭り的な面白さで、過去最高に盛り上がりました。
ウォーレン夫妻の幼き娘ジュディが自らが秘めた力を信じ、恐怖に向き合い、肝を据えてアナベルに立ち向かう勇姿。
それは可憐で、強く、頼もしかった。
そして、最後はウォーレン夫妻の包容力によって「いい話」として幕を閉じる辺りも好きw
次の作品もたぶん映画館で観るww