『新感染半島 ファイナル・ステージ』試写会。

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最低の邦題は変わらないですよね。
むしろダジャレタイトルとして成り立ってた1作目より意味不明なのでもっと酷くなってるし、試写じゃなかったら観に行ってないです。

タイトルに並んでる言葉の選び方も全部嫌いですねw

アルバトロス配給のC級映画のタイトルのゲオに置いてあっても一度も手に取らない一生借りないタイプですw

こったらもんは配信でいいじゃんもう。
こんなタイトルの映画なんて映画館まで観に行きたくないし、チケット売り場でスタッフの人にタイトルを伝えたくないですよねw

クソ恥ずかしいもんw

いや、映画自体は面白かったですよそれなりに。

前作とは登場人物も繋がりもあえて無くした独立したストーリーになってました。
ジャンルとしても作風がまるで違うので、初めて観てもこれはこれとして楽しめると思います。

ゾンビ蔓延でゾンビに支配されて終末迎えた暗黒時代突入の韓国の半島に、大金回収ミッションに乗り込んだ人たちと現地で生き延びてた家族が脱出試みる話です。

そこにアホで野蛮な人殺しの民兵集団とゾンビが邪魔をしてきます。
ゾンビが文字通りに通行の邪魔なので、ドカドカと暴走車で撥ねまくるのがやっつける常套手段w

やってることは『ニューヨーク1997』『ウォーターワールド』『マッドマックス』とかね。

そこら辺の映画の土台を借りて、ゾンビやってただけですね。

面白いとは思いました。

ゾンビがわんさかうごめいてる地域にわざわざ武装して突っ込んで行くので、ゾンビとの殺し合いシーンが必然的に多くなるし、結局は色んな場所からゾンビがたくさん襲ってきます。
ゾンビが暗い場所から現れて、ゾンビが速くて、ゾンビが怖かったです。

面白いよなぁ、そんな映画って。

まぁ、イイ線いってたし、知恵も使って作ってたんじゃないですか。

統一前だったおかげで北朝鮮が逆に安全だったり、韓国脱出した人はみんな難民扱いで近隣諸国から受け入れ拒否されてたり、生き残った人たちは日常でウイルス差別に遭ったりしてね。
まさにタイムリーというか、ちゃんと社会情勢を意識した志の設定でした。

主人公は綾野剛を正当にイケメンにしたカン・ドンウォンで、この人はアクションもキチッと出来るので今回のゾンビアクションのようなジャンルでは使い勝手はいいと思いましたw

その他も面白キャラが満遍なく配置され、緊張の合間に笑いは生まれるし、ラジコン使ったゾンビ誘導作戦はセンスあったし、カーアクション盛沢山。

そんで、最後の20分ぐらいで展開するマリオカート大会は大興奮でしたw

時々、韓国がやりがちなコテコテな感傷演出が間延びさせてましたけどねw

そこを差し引いても面白いゾンビエンタメになってました。

だけど、前作の方がエンタメとしてどう考えても良く出来てたし、いまだに『ワールド・ウォーZ』の方が100倍好きですけどねw

もうやれることやり尽くしたので、これ以上ゾンビ映画ってもう観なくてもいいかなとは正直思いましたw
アレンジもしようがないしね。

もうマジでこれでファイナルってことでよろしく。
これ以降のステージは不要。

不本意ではありますが、そんな気持ちになってしまいました。

ゾンビ好きの人はぜひ観てきてください。

『新感染半島 ファイナル・ステージ』は2021年元日公開予定です。
1月1日。

公式サイト

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