大傑作でした。
すぐ観に行ってきた方が身のためです。
幸運にも試写会行ってたからとっとと記事書こうと思ってたのに、まだまだ先だから後でいいやぁなんていつもの怠け癖発揮してる内にとうとう公開されちゃったんですねw
なんつーか、めちゃくちゃ面白いです。
最高の続編で、最高のホラーです。
やるべきことが分かっているジョン・クラシンスキーさんの手腕なので、ムダが一瞬もないですから。
ずっと死ぬほど怖いし、心臓持ったのが不思議なレベルでの息もつかせぬスリリングシーンが次から次へと畳みかけて、冴えすぎの編集の技も相まって、全編が冷や汗握る名場面しかないです。
音出したら、凶暴な化け物襲ってきて、とっとと即死しますよってことなんですが、そこの基本に集中して徹した話に作っているので余計なお世話が一個もない。
音も満足に自由気ままにだせない不便極まりない生活強いられる厄介なポストアポカリプスな世界での、生まれたばかりの赤子連れの母親と年頃子供たちのサバイバルは一筋縄じゃいかないのだ。
観ているこちらまで音立てちゃダメな空気を勝手に読み取ってしまい、声も出さないように気使って、座席で固まって身動きできないほどのとんでもない緊張感でした。
今回は家族一家が一斉に違う場所でそれぞれで化け物相手に絶体絶命の危機に遭遇しちゃってのこれでもかの展開がこれまた怒涛でした。
とにかく怖くて怖くて、クラシンスキーさんの才能がキレッキレにキレまくってました。
長女の耳が不自由ってことですから周囲の音から取り残された状況で、長女が気づいていないすぐそこに迫っている危険に、観客はもちろん気づいているからこそのヒヤヒヤのハラハラで、あまりの事態にウンコ漏れる気がしすぎて頭の線ブチ切れそうになるわでぶっ倒れそうになるわけです。
前作からのその後を素直に描くと思わせての、運命の第一日目の内容が判明するという気の利かせた構成もニクいのであり、化け物たちがどこからやってきたのかもわかります。
まぁ、そりゃ安定のお約束らしく「いつもの場所」からなんですけどねw
新キャラであるキリアン・マーフィさんのたぶん良さげな人なんだけど、迷いと後悔を抱えていて頼り切れそうにも思えず、どことなく闇を感じさせる敵にも味方にもなりそうな絶妙な配役とかも素晴らしいチョイス。
ジョン・クラシンスキーさんがカミサンが好きすぎるせいなのかエミリー・ブラントがこれまでのどの作品よりも映えてみせる演出されててそこも前作以上の魅力。
『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』は優れた続編であり、適切な配役が生かされ、ホラーとして純粋に、ひたすら怖かった。
こんなおそろしい目に遭うなんてね。
想像を絶する大変な映画鑑賞をなんとか生き延びましたオレは。
映画鑑賞って命がけでするもんだと思ってなかったからなかなか貴重な体験でしたw
まぎれもなく前作を100倍超えた仕上がりなので、これを超えるのはもうPART3しかないです。
早く試写会来ないかなーw