かなり前に観に行ったヤツです。今年は自分から進んで映画館まで観に行ったのは、今のところこれだけというw
それぐらいの頻度で映画を観に行ってますw
『野良人間』はすぐ終わっちゃったしね。
他人同士が古代の不思議な魔法の力で心がスイッチしちゃったよ。女子はオッサンで、オッサンは女子だよ。トラブルだよー。
ってなとんでもない悲劇ですw
つまり、やってることは基本的に『ホット・チック』ですw
セクシー高校生レイチェル・マクアダムスがケチな犯罪者ロブ・シュナイダーになっちゃうというまさかの地獄が起こってしまうおぞましくも、エロくて、微笑ましいアメリカンなコメディでしたw
『ザ・スイッチ』はいい子で可愛いけど、自分に自信がない若干根暗女子高生が、ジェイソン・ボーヒーズ意識系の恐怖の連続殺人鬼と入れ替わってしまう。
ロブ・シュナイダーもお断りだけど、ヴィンス・ヴォーンにも絶対になりたくないですよねw
ある日目覚めたらそんなことになってたらものすごく嫌だし、ショックのあまり自殺するかもしれないですよねw
年頃の女子高生にこの仕打ちは酷w
高校生活の最中にヴィンス・ヴォーンやらされるってw
そんな人生はあまりに不幸。
面白かったですこの映画。
スイッチする発端となる仕掛けが映画らしい発想で好きですね。
古代の変な呪いのオカルトなパワーってことで、まぁそこら辺は凄くバカみたいな理由なのも良かった。
ちゃんと古き良きスラッシャーホラーへのリスペクトがあって、しっかり怖いのに、めちゃくちゃ笑えるし、主演二人の好演で愉快痛快な気持ちで鑑賞させてくれます。
ティーンな女子演技とサイコキラー演技を全力投球でこなしきるヴィンス・ヴォーンさんがあまりに名優。
男の子との恥ずかし気キスシーンまで女の子の気持ちでやりきっていて、映画として中身は女の子だってわかっていても、演じてるのはまぎれもなくヴィンス・ヴォーンなわけですから、鑑賞者にとっては一番の恐怖シーン。
これこそ誰もが死ぬまでに一度も観たくなかったヴィンス・ヴォーンw
チンコの振る舞いにも初めての体験のように戸惑う素晴らしい名演技。
対する若手女優なんかは、弱気で内気な女子と殺人欲に忠実で貪欲な凶暴な殺人鬼を演じ分けるが、結局はどっちとも見た目が可愛いから、どんだけ狂気の凶行に走っていても可愛いなぁとしか思えないので困ったw
スイッチされたことでお互いが有利な面と不利な面の対応に苦慮し、容姿による印象と肉体的な限界も違うので、そこで起こる笑いも楽しめます。
平凡な女子がパワフルなデカいオッサンの体に強制的に込められることで、腕力と図体を使ってそれまでできないこともできたりするし、反対に連続殺人鬼の方は非力で小柄な女子高生なので、力任せが通用せずに色仕掛けで獲物を始末したりと肉体入れ替わり設定であるからこその有効活用した話で、面白おかしく作ってました。
『ハッピー・デス・デイ』作った人ってことらしいので、なんとなく納得する作風になってましたw
とてもアホだけど頭も冴えてる映画であるし、さりげなく言いたいこともそれなりにあったのでこの映画好きですね。
周囲の評価や見た目に囚われて、自分を殻に閉じ込めて生きるのはもったいないですよってゆージェイソン・ブラムさんの将来ある若者世代への応援映画でもあるってことを好意的に受け止めてみましたw
いい映画作るよねやっぱこの人は。