小さな漁船が、海の底から浮上してきた変な、見たこともない、良く分からない深海生物にやっつけられる話でした。
本体は姿を見せず、そいつは海の下の方でピカーッって曖昧な印象で存在を光らせてて、そっから無数の触手だけ伸びてきてて、海中でぶらんぶら~んと踊ってました。
触手の先端だけなんか吸盤みたいに仕上がってて、それが船に吸い付いてて、水を介したちっこい寄生虫送り込んで、人間を傷口とかから感染させて病気にして殺すみたいな悪い仕組みです。
こんなタチの悪いやり口の深海生物いたんですね。
まぁ、これまでにないタイプの手法による攻撃で新しさはあるけど、話としてはいまひとつ攻めきれてないという感じで、どっちかとゆーと退屈に感じました。
深海生物のゾッとする気持ち悪さはそれなりに表現できていたし、なんかもったいないなぁと思いました。
主人公の無愛想で人見知りだけど、優秀な分析力を持つ海洋学者の若い女性が「陰性を確かめるまで上陸しちゃダメ!」って合理的に理屈こねまくる一方、とっとと家に帰りたくて仕方ないだけの感情論でテンパる船員のみんなと衝突しながらの未知すぎて困る深海生物へのあくせくとした対処が描かれます。
モンスターパニックというより、ウイルス感染系のSFスリラーでした。
つまり、シー・フィーバーでした。ちゃんとフィーバー出してたのはひとりだったけどw
新型コロナ禍でこーゆー話をたまたま見てしまったのはしょーもない運命ですねw
深海生物が出てくる話は好きだしってことで、ゲオで100円キャンペーンやってるのを利用して、この際なので軽い気持ちで借りてきました。
結論としては、新作料金で借りなくて良かったですw
コニー・ニールセンやだグレイ・スコット辺りでそこそこ有名な俳優出ていますが、たぶんやりたくなかったんでしょうねこんな映画w
物体Xのような、リバイアサンのような感じにしたかったのかもしれないし、そんな風になりそうでしたが、画面がどんどん尻すぼみしていく作品でした。
怖い話でしたし、もっと面白くなりそうでしたが、結構残念でした。
深海生物は好きw