『女神の継承』

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継承完了!

ようやく継承してきました。

ご心配おかけしましてすんません。

継承、大変な作業でした。

継承しそうで、しないし、したと思ってたら、ギリギリしていなかったりで、でも、最後はしっかりしてしまいました。

『女神の継承』はとんでもない忌まわしさでした。

絶体ファウンドされちゃダメな類。

ガソリンかけて燃やして焚き上げてやっつけないと安心ならない一番怖いフッテージのヤツ。

これ以上の観る者を奈落の底に突き落とす震え上がらせるファウンド・フッテージはしばらく作られないかもしれない。

それぐらいこれは常識外れで怖すぎる最恐の呪われ内容が収録されてました。

タイのどこぞの山に囲まれた田舎村での、信仰厚く祀られるバヤン様とかいう女神の畏れ多い御力授かったとされる霊能相承一家を取材した記録映像。

有り難いバヤン様かと思ったら何やら良からぬ聞いたこともない変な邪なモンがとりついちゃったらしい一家の血筋の若い女の子ミンさんが異常行動を取り出して、その様子はますます悪化していくのだ。

いやしかし、取材側のスタッフがたぶんあまりにも優秀なんでしょうね。

ファウンド・フッテージですが、撮影者が素人の設定じゃないので、ほとんど一般映画並みのとっても観やすいカメラの安定感w

考え抜かれたアングルやショットで作られたプロフェッショナルな構図が見事なんです。

前半の何気ない平和な密着取材が、何やら様子がおかしいぞという異変が目立ち始めてからは、街中の監視カメラ映像も交えてカメラも徐々に荒々しくファウンド・フッテージっぽい情感出していきますw

年頃の若い女子ならなおさらちょっと勘弁して欲しい、カメラは向けて欲しくないし、ご遠慮願い申し上げたいだろうなって察してしまえる赤裸々な相当恥ずかしい痴態のオンパレードであり、それでも閉鎖的で、差別的なタイの村社会はそんなことはお構いなしのようで、ミンさんのワイルドでクレイジーな生態を、正々堂々すぎるカメラがデリカシーなんて知るかとばかりに余すところなく映し出しちゃってたから、何にも悪いことしてない観客のオレがワケもなく戸惑い、罪悪感感じちゃってしまう今回の物議をかもすフッテージw

覗いちゃいけなかった、映像に残しちゃダメだったプライベートな一コマが次々と発表されていくし、これ以上最悪な事態が起こって欲しくないのに、そんな絶対に起こっちゃダメな最悪が全部起こっていく後半は言葉を失いますw

野獣のような暴走が止まらない心失ったミンさんを救うために、最終手段しかないと切羽詰まった祈祷師集団による渾身の狂いすぎブットび儀式が、思っていた通り派手に失敗して、悪魔降臨の鬼混乱がもたらされる様相はかつて見たことのない壮絶さでしたw

深すぎる絶望と不可避の死の運命が暗黒で襲い掛かってきて、強固と思われた信仰心が崩壊するラストに至るクライマックスは、ファウンド・フッテージの歴史を更新する目を疑う凄まじい衝撃。

もうマジで震えるしかないおぞましい身の毛のよだち具合でした。

アジアンホラーの底知れぬパワーと覚悟と可能性をこれでもかと見せつけた『女神の継承』は、そんなわけで今世紀最も地獄すぎる恐怖なフッテージ。

つーか、ナ・ホンジンが関わる作品は全部洗いざらい地獄w

しかもですね、久しぶりな映画館でのファウンドフッテージ鑑賞で、まさかのだらしない情けない画面酔いもしてしまい、吐きそうになりながら後半はどんどん容赦ない地獄絵図で死ぬかと思いましたw

なんとか無事に地獄を生き抜いた鑑賞後は、女神バヤン様の神秘なる御心とご意思をハンパなく感じた。

映画館の入り口に従業員がテキトーに作ったバヤン様のハリボテ像があったのでもちろん三礼してきましたw

スピンオフ製作決定の恐るべき不吉なニュースまですでに話題になってる『女神の継承』。

マジで勘弁してくれw

未見の皆さんは、どうぞ頑張って継承よろしくお願いします。

すでに観た方に関しては、この度は継承大変ごくろうさまでした。

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