新感覚エクソシスト映画の誕生をオレは目撃したのかもしれません!
自信ないけど!w
これまでエクソシズムはエクソシストがするものってゆー常識がありました。
先入観というか、それが当たり前だった。
世界はそうやって回ってきた。
ウィリアム・フリードキンさんの『エクソシスト』公開以来の絶対的な価値観でした。
悪魔に対して神という構図があるわけだし、宗教的な現象として対応しなければならない。
そこは、やっぱプロの神父さんに任せるしかないんじゃないの?ってみんな思ってた。
それこそ困ったときのバチカン頼みですよねw
しかし、時代はついに変革の時を迎えました。
エクソシズムの新時代到来!
・・・・・・
だと信じたい!w
それまでの由々しき伝統を派手に無視した新しいアプローチが発明されたのです。
『ドクター・エクソシスト』では、文字通りドクターがエクソシズムをやります。
このドクターがたぶん精神科医みたいな人だと思うんだけど、エクソシズムの手段が精神医療の一環に近い。
憑依した人の心に入って、潜在意識の奥から本人を現実世界に連れ戻すという離れ業です。
悪魔は、憑依した人間が望む理想の人生をまるで現実のように見せて、心を支配することで肉体も支配します。
本人は夢の中に永遠に閉じ込められてしまうのです。
そうさせないのがドクター・エクソシストさんの仕事。
夢の中に潜入して、本人に夢だと自覚させて、現実を認識させることで憑依を解く。
そう。
どこかで聞いたような話だなと思ったそこのアナタ!
正解!
『インセプション』と『インシディアス』ですw
この二つを足して2で割ってみた。
そしたら中和されちゃうので、映画的にはやっぱ普通の作品になってしまったというw
あははw
「混ぜてみたら面白いかもなぁ」なんてボンヤリと思って、そんな安易な発想で生まれた作品なんだろうね。
ラストもお約束すぎて逆にホッとしましたw
きっと監督は『インセプション』と『インシディアス』が好きで、こんなエクソシズム映画を一度やってみたかったんだと思いますねw
だからご愛嬌ってことでw
監督の「分かっちゃいるけど、どうしても作ってみたい!」という抑え切れない気持ち。
それに逆らえない心情。
理解できますねw
そう思うとこの映画はなんか憎めないですね。
最も誉めたいのが、ドクター・エクソシスト役のアーロン・エクハートさんです。
悪魔によって妻子を殺され、車椅子生活を余儀なくされた男の苦悩と秘めた復讐心を熱演してくれました。
この映画は普通すぎるのに、アーロン・エクハートさんだけやたらと見事な演技をしてくれます。
ちょっと感動さえしてしまったw
アーロン・エクハートさんって凄いと思うな。
何をやらせても本物の人物だって信じさせちゃう迫力がある。
役柄に対してことごとくしっくり来ますよね。
アーロン・エクハートさんがいてくれたおかげで、『ドクター・エクソシスト』は傑作にはならなかったけど、これがまた全然悪くないのだ。
個人的には、どちらかとゆーと好きw
借りるのは躊躇ったので、トライアル体験中のTSUTAYA TVのポイントで無料鑑賞しましたw