どっちともNetflixで観ました。
DVDだと絶対に借りないようなタイトルもサクッと観れちゃうのが配信の良さw
結果的にハズレでも精神的ダメージも少なくて済むw
『フィアー・インク』はオバケ屋敷好きのホラーファンの主人公が、新しい恐怖体験を提供する会社フィアー・インクと契約したことで、冗談なのか本気なのか分からないホラーな目に遭うという話。
ホラーをネタにしたメタホラーですが、そのコンセプトはあんまり機能していなかった気がしました。
たぶん作り手は純粋にホラー映画と90年代映画のファンなんでしょうね。
基本的にホラーファンに向けて作っているので、設定や台詞なんかで気を利かせたつもりだし、作為的に安く作っているけど、役者が大根すぎて辟易するし、繰り返される「ドンデン返し」もただの苦痛でしかない。
ラストに至っては「勝手にやってくれ」って冷めた気持ちにしかならないw
『スクリーム』『ソウ』みたいなスラッシャー演出やデビッド・フィンチャーの『ゲーム』への言及もあったりするし、『マトリックス』からは台詞を引用してたりしました。
なんであの台詞を引用してたのかいまだに謎だがw
やりたいことは分かるけど、ホラーが好きな「気持ち」だけが先行してるので、作品としてはどこまでも中途半端だし、意図している演出が全部滑っていたのが泣けました。
メタホラーとしては『キャビン』や『ファイナル・ガールズ』の方が100億倍優れているし、センスもある。似た設定で、本気で怖がりたいなら、ドンデン返しがちゃんと冴えていた『スケア・キャンペーン』がオススメ。
暇つぶしにはなるw
『テリファイド』は怖いですね。タイトル通りですw
アルゼンチンのホラーで、色んな怖いモノがドカドカ登場します。
ブエノスアイレスの平凡な住宅街で常軌を逸した超常現象が連発して、事件調査に3人の心霊研究家と刑事が挑むという話。
オバケっちゃーオバケなのかな。。。よく分からないけど、変なモノがたくさん出てきてビビりました。
結構前に観た『災厄の家』に近い異世界モノに近いかもしれない。
すでにギレルモ・デル・トロがハリウッドリメイクするとかしないとかの話も出ているみたいです。
ハリウッド予算だと派手な仕上がりが期待できる話ではありますね。
怖いシーンの出来栄えは高いですが、不満もあります。
基本的に高齢者しか出てきませんw
メインの心霊調査メンバーがみんな老人。
だからどーも画面に活気がないんですよね。辛気臭いというかw
『インシディアス』の3人組みたいな活躍を期待したんだけど、ほとんど役に立たないのでそこも肩透かし。
相当怖いのに、もったいないぐらい間延びもするのも演出の不味さ。
怖いけど、緊張感が意外と欠落しているのかなと思いました。
平気で「ながら鑑賞」しちゃいましたからw
でも、観る価値はありますね。
何ひとつ解決しないで、呪われまくって終わったのも潔くて良かったw
ハリウッドで作り直したらかなーりヤバくなりそう。