リブ・タイラーが一方的に拷問されて殺されるだけの胸糞な『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者』の正式続編。
1作目が実際の事件を基にしてるらしいのもあって、ゾッとするリアリティで不条理殺人ホラーの傑作だったので、期待していました。
いい意味でも悪い意味でも続編でやりがちな作品になってました。
登場人物を増やして、残酷描写を過激にして、後半は受け手が反撃に出て、殺し合いに展開させるという感じ。
作り方としてはこの手の話ではそうするしかないので、仕方ないですね。
ありがちとは言え、まぁ、十分面白いですね。
トレーラーパークに泊に来た一家が仮面の殺人集団に襲われるという話。
前半の不穏で、緊張感の張り詰めた空気感作りは凄く良かった。
前作とまるでストーリーに関連がないし、実話から離れたので後半はどうしてもファンタジー感がありました。
反撃が上手に行き過ぎるので、そこからはよくあるヒロインと殺人鬼の対決構図の作りです。
お約束として見れば、それも安心感につながっていて問題はないです。
母親役がムダに巨乳なのに、一切巨乳には触れず、強調もせずにあっさり扱われるのもマジメな作風。
巨乳があるのに、巨乳を気にせずに作品を楽しめる作りは良心的でありがたい。
被害側がそれなりに戦って相手をやっつけていく展開になるので、前作より胸糞っぷりは下がったんだけど、全編凄くスリリングだった。
こーゆー軽い気持ちでゲーム感覚で殺しまくるという発想は、『パージ』『サプライズ』世代の典型スタイルですね。
つまり、この映画はオレは好きですw