最高の続編で、最高のITでした。
キング作品の最近のブットばし具合は気持ちいいですね。
映画館で見逃した自分を忌み憎みましたw
『ドクター・スリープ』の次ぐらいに2019年の傑作でした。
IT呼ばわりされてるペニーワイズ(以下ペニワイ)さんですが、今度もチャプター1と同じことしますw
ペニワイさんの仕業による殺人事件発生で、大人になったルーザーズの皆さんが27年ぶりに町に戻ってきます。
待ってましたとばかりにペニワイさんも大喜び。
「恐怖の記憶」から逃れられずについつい過去に縛られてしまうルーザーズを心の底から追い詰めます。
ペニワイさんの攻撃が最高なんです相変わらずw
なんつーか、さすがにチャプター2ってことで盛大になってた。
魔法なのか魔術なのか知らないが、ド派手で斬新。
ピエロらしく半分楽しませようとするエンタメな脅かしっぷりがイカす。
メチャクチャに怖くて、世にも奇怪な存在のペニワイさんだけど、ルーザーズの皆さんに対しては結構遊んでもらいたい気持ちの方が強かったんだと思うな。
27年待ってた甲斐があったというぐらい気合入れてたもんw
お茶目ですよね基本的にw
職業柄、サービス精神が旺盛。
ちゃんと知恵働かせて、色んな怖がらせ方会得してますペニワイさん。
オリジナルでは到底表現できなかったペイワイさんの超常的な能力が満遍なく弾けまくって大満足。
ルーザーズの狼狽えぶりとかワロタw
記憶の遠い彼方に埋もれていた子供時代のペニワイさんとの「思い出」が復活。
現在のリアルタイムで進行するペニワイさんからの気の利いた嫌がらせも重なって二段階で楽しめるw
だけど、今度はルーザーズもペニワイさんの起源、正体、撃退法なんかをちゃんと研究し、考えてくるわけです。
そこは大人な対応しますよそりゃw
チャプター1とやってることはほぼ同じなんだけど、ペニワイさんの最期が見れるのがもちろんチャプター2です。
実際、心中穏やかじゃなかった。
ガキん時にテレビ版を観てたので、どうなるのかなぁってかなり不安と期待と入り混じって見守りました。
余計なお世話であえてやらないのかもしれないなんて思ったんだけど、ちゃんとやってたw
デカい蜘蛛虫になってたw
ペニワイさん健気w
終盤は洞窟での攻防になって、ペニワイさんが宇宙の変な力でピカーッと光って、巨大な虫になるという流れw
やることやってくれて本当に安心しましたw
ペニワイさん、ルーザーズに集団で迫害されてスゲー気の毒だったけどね。
惨めで可哀想なペニワイさんの魂に安らぎあれ。
『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』
キングらしく、キングならではのホラー大作になってて文句なんて出るはずもなく素晴らしかったです。