エロチャットのカムガールさんたちがラバーボーイさんに殺されます。
レンタル屋に置いてあるジャケットも書いてあるあらすじもちょっとデタラメすぎワロタw
てっきり『アンフレンデッド』×『スマイリー』的な内容を思い込んでいたんだけどw
全然違うじゃんコレw
実際の映画は、結構社会派ってゆー気負いありましたw
近年北米で大活躍する女性嫌悪が行き過ぎてテロリズムにまで発展しちゃってる惨状を背景にしたような話になってました。
とはいっても、作品としては女性を一方的に不憫な被害者としては描いていないというか、実はちっとも被害者だとは思っていないのかもしれないですw
どっちかとゆーと、女性の描き方は分かりやすいほどに悪意と軽蔑に満ちてますからねw
作り手自身がこの手の思想の持ち主なのかもしれないです。
日常で感じているストレスをこーゆー過激な映画を世に発表することで発散したのかもしれないしw
主人公の女の子も無垢に見えても、お金稼ぐためにとっととカムガールに登録してしまうわけですからw
女の子にチンコを名指しでバカにされ辱められた幼少期を経て、汚く、暗い部屋でエロチャットするというプライベートが現在のラバーボーイさんw
ほとんどの女性はラバーボーイさんに対して無神経で、心の無い暴力的な生き物としてわざわざ不愉快な面を強調させて登場させてます。
ラバーボーイさんの中で煮えていく「怒り」をドッカーン!って爆発させるためには必要な措置だったんでしょうね。
ってなわけで、「どーせセックスワーカーだからいいだろう」ってことで、後半は気持ちいいぐらいの惨殺展開になります。
ラバーボーイさんのブチ切れが止まりませんw
見た目への強烈なコンプレックスと低すぎる自己肯定感を乗り越えられず、ラバーボーイさんが秘める女性への憎しみは沸点を迎えるのでした。
非モテの権化とも言える「ヒーロー」と言っていいのか悩むけど、主役の冴えないデブ男AKAラバーボーイによる「女性への復讐」がこの映画だったんですね。
男らしくまっすぐな気持ちで物理的で、肉体的な破壊という行為に落ち着くのが当然。
ネガティブで殺伐とした感情と女性への憧れという葛藤に苦しみ、実はロマンティックでさえあるラバーボーイさんを熱演するのがベンアフ映画でよく見かけるデブなんですよねw
誰なのか全然知らないけど、ベンアフに認められてるぐらいなので演技力確かなのは間違いないです。
デブであろうが名優!
アンソニー・アンダーソンや内山君と同じぐらい素敵なデブですこの人はw
女性ばかりを狙った連続殺人鬼の大御所テッド・バンディさんからのポルノと暴力に言及した有難いお言葉なんかを引用したシャレた始まりからして本作は違います。
その時点で惹かれますよねw
ラバーボーイさんと違ってテッド・バンディさんは社交性あって、清潔感もあり、モテてたというのもなんか本作に深味を感じてしまうw
もちろんオッパイ丸出しのお約束サービスも忘れていませんw
オッパイは正義であり、愛と平和、神からの贈り物。
映画はこうでなくっちゃねw
『ラバーボーイ』
色々といい映画。