タイトルで借りましたねw
凄く変だし、同時にカッコよさもあるし、どーも怖そうなので借りてみました。
やっぱメチャクチャ怖かったw
何らかの事情で「死」という現象に直面したり、「死」の気配を感じた人たちがどっかの変な施設に集まって、自分たちのオカルト体験談を共有して、あの世とつながろうとするデンジャラスな心霊実験の話です。
おっかない経験談で霊気を高めて、開けちゃいけない異界の扉を、頑固で信心深いボリシェヴィキの精神で何がなんでも開けようとする正気を失った人たち。
なんですかねコレは。。。
降霊会って言っちゃそうなんだけど、こんな実験に参加するぐらいなので登場人物がみんなどーも気が変w
静まりかえった廃墟で、呪われた人たちが淡々とノタまいだす数々の怪談。
みんなそろいもそろって語り口がうますぎて、全部の話が超怖かったw
怪談話が着々と語られていく過程で、集音マイクと録音機が拾い出すのはその場にいないはずの存在による「声」。
そして、主人公の綺麗なお姉さんの子供時代に起きた「神隠し」事件に隠された恐るべき秘密なのだ。。。
このお姉さんが美人なんだけど、ずっと別格で怖かったw
実験の末路も最高でした。
クールともいえるぐらいの絶望的な終わり方。
観たことない心霊映画ですね。
『女優霊』『リング』なんかの本書いてる高橋洋って人だけあって当然のごとく傑作になってたw
この人にオバケの話書かせちゃダメw
オバケや超常現象の表現もそうだけど、キャラクターが忌まわしいし、ストーリーに身の毛よだった。
やっぱ高橋洋さんはどう考えても恐怖映画の革命家でありテロリストw
地味なんだけど、全部怖かった。
今年見たホラーでは一番怖いヤツw
そもそもボリシェヴィキってなんなんだってことですけどねw
しかも、霊的なわけですからw
まぁ、要するに「考え方」ってことなんでしょうね。
みんなワケもわからず覚悟を決めて、かつてなく恐ろしい思想の実現を追求し、思いがけない形で成し遂げてました。
「よくやった!」
結局、そんな褒め言葉を贈りたくなりましたw
霊的ボリシェヴィキ!