『ワーニング その映画を観るな』

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韓国ホラーって最近そんな観てなかったんですが、やっぱめちゃくちゃ面白いじゃんと。

まだまだ実は発見してない面白ホラーがわんさか埋まってるのかもしれない。

ちゃんと探さないとならんねw

『ワーニング その映画を観るな』なんかもちゃんとがっちり作っててメジャーっぽいし、主演女優が美人で演技力もあるし、話も怖くて、演出センスもある作品でした。

これぐらいの本気で挑む気概の完成度のホラーをクールに作り続けられるのが羨ましいし、偉い。

少なくともジャパニーズホラーよりはずっとマシ。結局貞子から成長ないしw

もはや怖がらせるつもりがないからw

仕事放棄しているに等しい情けない状況のジャパニーズホラー界隈。

哀しい気持ちになるが、不真面目さを改められない間は放置して無視しときましょうw

『ワーニング その映画を観るな』も通例通りオバケと呪いのオカルトホラー映画だけども、そもそもがホラー映画作りがネタになってて、作り手側からのホラー映画作り苦労話がそのままホラーになってしまうという気の利かせたインテリ技を繰り出してましたw

頭使わないとやっぱダメですね。

若手ホラー監督が新作脚本のために、なんかいいネタないかなーって悩んでたら、「オバケが撮った」と言われるとんでもない曰く付きの呪われホラー映画の噂を聞きつけ、夢中になって探し回っている内にその行動自体がすでにホラーになってしまうという『ワーニング その映画を観るな』だったんです。

どんだけワーニングされてもお構いなしで、ホラー映画作るためなら手段選ばず、魂売るぐらいの覚悟を見せろってゆーメッセージだと受け止めましたw

地味風を装っているが、イケメンなメガネ女子若手ホラー監督のクールすぎる心がけで遂行されるホラー映画のためのホラー映画探し。

それがどんなホラー映画なのかがパソコン上で解読されて、実際の映像として判明していく演出は、そのままファウンド・フッテージになっているのも好き。その手のファンへのアピールも忘れないサービスですねw

さらに、その動画と同じことが起こっていくのが本作なんだから面白い。

手が込んでいて、なかなか怖いミステリー展開になってました。

クライマックスとなる焼けただれ映画館でのオバケとの対決もスリリング。

どんだけ死にそうな強力なオバケ攻撃に遭おうが、撮影するという行為は絶対に忘れない執着心がホラーなメガネ女子がカッコよかったですw

何を犠牲にしても、何に換えても最強のホラー映画作ってやるのよー!ってゆー貪欲さが勝ってしまうのだ。

ホラー映画作りにまつわるホラー映画ってことで、良質なコンセプトと上手い具合に作り込まれたストーリーの構造でマジで面白かった。

昨今、アジアンホラーが元気で活発。嬉しくてこの上ない。

インドネシアや台湾もノリノリだし。

誰とはあえて言わないが、日本のホラー作り手さんたちもノンキに村シリーズだの島シリーズだのでのんべんだらりと怠けていないで、主役のメガネ女子の緊張感と気合の半分でもいいから発揮してさ、死ぬ気で、冷酷な姿勢でとことん怖いホラー作って欲しいもんですw

芸術を何だと思ってるんだまったくw

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