そう!
話題の『ザ・ヴォイド 変異世界』をついに鑑賞しました!
無事に観れて良かった!
やったぜ、オレ!
観終わった後、自分の肉体も変異してないか心配だったんですが、何事もなかったようなのでホッとしてこの記事書いてます。
ちゃんと人間のまま!
やっぱ人間は最高!
安心したところで、『ザ・ヴォイド 変異世界』についてですw
これは凄かったです。
こーゆー映画で久しぶりに力作を観た気がしました。
結構本気度が違いましたね。
どっかの森の田舎の病院に閉じ込められた人たちが、不可解で不条理極まりない地獄現象に見舞われる話。
外には白装束のKKK風のカルト集団がナイフを持って待ち構えているし、中では人間がなんだか分からない異型のバケモノに変身して襲ってきたりします。
登場する人たちもどこか怪しげで、危険な臭いがします。
事態はますます混迷を極めていき、もはや現実の理解を超越していきます。
「生」は「死」が支配する闇の世界に飲み込まれ、世界は虚無へと向かう後半の地獄絵図はなんとゆーか、あれでした。
そう。
ザ・ヴォイドですw
それしかないw
最初ですでに予兆として示されている通り、結局は「宇宙の神秘の力」がすべての答えってことですねw
宇宙は本当に凄いなと思いました。
宇宙自体がなんだか分からないし、未知すぎる世界で、地球に対して何を仕掛けてきてもおかしくない。
人間の理解なんて知るかとばかりに上から目線のアポカリプスなアルマゲドンを人間社会に平然とブチかましてくる辺り、やっぱ宇宙は容赦がないなと思ったw
全能すぎて最強w
人間が異様な変貌を遂げていく表現は強烈でかなり好きでした。
ただのモンスターとしてではなく、よく分からないオカルトな力によって肉体が侵食されていくような怖さ。
凄くセンスありました。
クトゥルフ神話や80年代の『リバイアサン』や『遊星からの物体X』とかのSFホラーの影響大。
もうちょっといろんな気持ちの悪い変身表現で視覚的に楽しみたかったけど、後半はちょっと変態性が失速してしまったのが若干残念。
『サイレントヒル』や『イベント・ホライゾン』とそんなに変わらないし、しかも予算のせいか暗い画面でごまかされた印象がありますw
まぁ、全体的には凄く良かったです。
悪趣味で醜悪で反社会的な嗜好が魅力だったジョン・カーペンターやスチュアート・ゴードンの80年代の名作にモロ影響を受けているのだと顕著に分かる一本。
そこの精神性をもっと派手に、潔く前面に出してくれば大傑作になったと思います。
しかしながら、気合はちゃんと感じられたし、作り手の手腕は間違いなく高い。
今後はさらに上回る異色の映像世界を作り出してくれるはず!
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