『サイバー・ストーカー』

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『388』が面白かったので、似た設定のコレです。

引っ越し先のアパートで、女子大生が謎のストーカーから日常を丸裸の丸見えにされるというストーカー本人による盗撮フッテージ。

いきなり主人公の女の子のパソコンに接続される瞬間からこのフッテージは始まります。

パソコン、スマホ、テレビがすでにハッキングされていて、カメラが女の子の楽しい大学生活からストーキングに怯えて追い詰められていく様子まで満遍なく記録してくれます。

主役の女優がまっとうな演技力を誇っていて、まっとうなファウンド・フッテージという「映画」として鑑賞を終えることができました。

最近、ファウンド・フッテージを求めすぎていて、冷静さを欠いていたんですよね。

分かっちゃいたのに、アルバトロスのアサイラム系のヤツとか勢いで手を出してしまったりw
もーね、自分を呪いたくなるような底辺のクソフッテージで、クソ演技ばかり見ていたので、『サイバー・ストーカー』は凄くマトモでホッとしましたw

ちゃんとした映画スタジオで、ちゃんとした映画人たちが、ちゃんと作ってるなぁと感じました。
なんつーか、知性が高くてテキトーじゃないってのが分かる。
満足感ってのがちゃんとありますからねw

ネット時代ならではのストーカー物として相当怖い。

実際の一般人はこんな超能力みたいなハッキング能力ないでしょうけどねw

ストーカー側のフェティシズムや嗜好みたいのがカメラの動きひとつで分かりやすく伝わってくるのが親切w

女の子の脚への異様なクローズアップや気に入った場面を何度も繰り返したりとかストーカーさんの相手への気持ちね。

後半はどんどん大胆になってきて、忍者のような忍びっぷりで部屋に侵入しまくりますw

やっぱストーカー本人が真っ暗闇の中で「そこにいる」というサスペンスシーンの演出が超怖かったですね。
ほとんどオバケやんw
黒沢清やジェームズ・ワン並の背筋ヒヤヒヤのオカルト風演出w

自分の登場シーンには自己演出力があって、手慣れてるし、やり手のストーカーですね彼はw

ラストもパソコンの向こうのお母さんの絶叫とパニックが絶望の効果を上げていた。

お気の毒様だった。

ストーカーは厄介だし、サイバーストーカーはさらに厄介ってことですね。

寝室にもトイレにもスマホやパソコン持ち込み禁止。
オナニーや排尿まで見られたくない人は特に!w

女子は気を付けて独り暮らし生活してくれって気持ちになりました。

誰なのか知る由もない相手から勝手に想われて、勝手にプライベートにネット接続されちゃって、勝手に人生終わらされるというね。
それが女の敵、ストーカーならぬ『サイバー・ストーカー』w

いいフッテージでした。

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