Netflixオリジナル 『闇はささやく』『ザ・コール』『ブラッド・レッド・スカイ』『ボイス -深淵からの囁き-』

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『闇はささやく』

旦那の仕事の都合で田舎の古いけど立派な一軒家に引っ越した若い夫婦が、家にそこそこ隠されたドス黒い忌まわしい暗い秘密に翻弄されて自滅する話でした。

悪魔の棲む家と同じような黒歴史を誇る呪われ屋敷に住み続けるからこーなるんだよって気持ちになりました。

なにやら仮面夫婦みたいだし、旦那は色情狂で嘘つきで、かみさんは拒食症でうつ病w

そんな崩壊してる夫婦を待ってましたとばかりに人間堕落させて喜ぶ呪われ屋敷がドロドロに追い詰めるということです。

かつて起きた殺人事件の犠牲者と加害者が、善と悪のオバケ構図になって、不安定なアマンダ・セイフライドが一日中家ん中で、オバケやら変な超常現象を見まくって、精神世界にどっぷりハマってしまいます。

オバケやらあの世ならの存在や超常パワーを信じて疑わない田舎社会も彼女を後押しw

旦那はもちろんしったこーちゃねーしって態度で、やりたい放題決め込んでます。

この旦那がいちいち最低な人間性で最高でしたw

うさんくさい作り笑顔と外面が素敵w

すべての言動に軽薄さとクズっぷりが全編通してブレないまま、神か悪魔か知る由もない神秘な御力が働いて、なんとも幻想的かつ意味深な最期を遂げて、結局は何だったのか分からないが、色々と面白かったって感想になりましたw

色んなことが結構あるのに、すべてが放り投げ状態で、すべてが思わせぶりで、なんだか混乱しましたが、なんとも言い表せない不思議な魅力の作品。

アマンダ・セイフライドの目がまたデカくなったような気がしました。

『ザ・コール』

予告がカッコよすぎてたやつです。

めちゃくちゃ面白かったですね。

韓国映画の実力と意識の高さがまたしても顕著に伺える面白映画になってました。

ネトフリオリジナル映画の中でも、トップクラス級で群を抜いて傑作。

実家帰りの女の子がたまたま電話鳴った90年代固定電話取ったら、まさかの20年前の同じ家からの見知らぬ女の子からの助けを求める声だったのだ。

斬新な設定と巧妙なストーリーで、予測できない展開が矢継ぎ早で起こり、主演女優ふたりの能力高すぎる演技力にも感動させてくれるし、韓国得意の陰惨さとタイムリープというSF要素が融合されたとにかく見ごたえしかない映画で、最初から最後までダレることなくずっと心を捉えてくれる。

前半の女の子二人の時を超えて結ばれる関係性で友情ドラマみたいな雰囲気がありますが、ただ事じゃない封じられるはずだった暗い闇が解き放たれてしまった後は、もう後悔先に立たずの地獄な事態が次から次へと襲い掛かってくるのだ。

過去からの現在へと繰り出される復讐の悪魔攻撃が止まらない。

現在の情報を利用した過去への反撃も考えられていて面白い。

過去でなんか変更が更新されたと同時に現在にも影響がすぐさま与えられる方式なので、その変わっていく様子が、映画らしい視覚効果で表現されていく映像がこれまた優れもの。

最後の一瞬まで気の抜けないので、マジでお楽しみが尽きません。

タイムリープスリラーの野心作。
韓国映画のレベルが高すぎてビビってます。

アジアでは最先端で飛び抜けてエンタメしてるので嫉妬w

『ブラッド・レッド・スカイ』

異色の怖いハイジャック映画の誕生でした。

パッセンジャー57、エグゼクティブ・デシジョン、ユナイテッド93、フライトゲーム。

そして、ブラッド・レッド・スカイですw

ハイジャックしたら、たまたま機内にヴァンパイアがいて、てんやわんやになります。

たまたま出先で襲われてヴァンパイアになってしまった呪われ過去歴史を持つ母親と純粋に人間の子供のワケありすぎ親子が、ヴァンパイア病を治すために外国向かう目的で飛行機乗ったのに、乗っ取られ事件に遭遇してしまうという運の悪さ。

はたまた、乗っ取ったハイジャッカーさんたちが運が悪いのかw

注射打たないと症状悪化して完全ヴァンパイア化してしまう大変な人生のお母さんが、息子を守るために、状況を考えながら血に飢えたヴァンパイアになって誰かを襲い殺しては、注射打ちという忙しさ。

想定外のヴァンパイア業のハードさにめげることない母親の覚悟が泣けました。

単純にヴァンパイアお母さんが無双するだけじゃなく、ヴァンパイアがいたからこその思わぬ事態に展開して、後半は血とカオスでまみれた地獄絵図です。

ヴァンパイアのお約束なので、一方的にテロリストをやっつけることにはならず、やっぱり誰かはヴァンパイアになっちゃいますw

それがヴァンパイア映画の運命なんだしねw

後半はもはやハイジャック版デイブレイカーともいえるかもしれないですw

こーゆーすこぶるバカをできるのがネトフリらしくて好きですね。

『ボイス -深淵からの囁き-』

素直な映画でしたね。

これはオバケがいるオバケ屋敷のオバケホラーです。

冒頭から過剰な死に様のサービス精神で、並々ならぬやる気が感じられるので期待しました。

死者が電化製品利用してあの世からボイスメッセージ送ってくるEVP現象を扱ってくるので、どうしてもマイケル・キートンの過小評価ホラーの佳作『サイレント・ノイズ』を思い出しちゃいます。

スペイン版『サイレント・ノイズ』みたいな出だしで、全体の怖がらせ手法はジェームズ・ワンの映画参考にしすぎてたw

『死霊館』『インシディアス』辺りを監督さんは好きなんだと推測。

ただの真似事じゃなくて、独特のオバケ演出のセンスが凄く良くて、ビビり死にしそうな場面も結構ありました。

ぎょっとするようなショッキングシーンもところどころでぶっこんできて、呪われすぎの不幸展開、屋敷の遠い昔の過去にまつわる魔界の魔力が明らかとなる後半。

怖かった。

終わったかなと思わせての絶望に陥れるもう一段のひねりも効果的。

90分程度で、演技もいいし、話に無駄もなく、盛り上がり方も考えていて、しっかりと楽しめた。

超常現象専門家のお父さんと娘のコンビ具合も良くて、この二人主演で続編考えてますという意志表明がエンディング後に丁寧に発表w

最近では真っ当なオバケホラー。

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